やはり人間の社会活動の基本は「あいさつ」から始まり、相手の表情、気分、体調等々あいさつから読み取り、その判断ができるのです。
されれば気分もいいし、しなければ気まずくもなる。それがあいさつである。
一番基本となる社会集団である「家族」であれば、「おはよう」から始まり「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」「いただきます」「ごちそうさまでした」「おやすみなさい」
学校や会社でも「おはようございます」から始まり「お願いします」「ありがとうございました」「すみません」「失礼します」「さようなら」「お世話になってます」「お疲れ様でした」
地域に於いても「おはようございます」「こんにちは」「おばんです」「お世話さま」「元気ですか」「おかげさまで」
こうしてその場面場面に応じたあいさつがあり、人とコミュニケーションをとる上で適切なあいさつが数限りなくあるのです。
これらはすべて人とのコミュニケーションを図る大切な言葉であると同時に、しなければならいない重要な行動でもあるのです。
人間が行動すればそこにかならずコミュニケーションとしてのあいさつは付き物であり、あいさつがない以上、コミュニケーションは発生しないのです。
子供のころからしっかりとあいさつする、させる習慣があってこそのコミュニケーション能力の発達と定着につながり、社会人として社会活動を営む基礎ができるのである。
そんな観点からみて、私の住んでいる地域であったり、岩沼の子供たちのあいさつに関する習慣や実際のあいさつ行動、学校でのあいさつ教育の徹底は、実にしっかりしたものと感じられます。
教室の周りをぶらりと歩いてみたり、ちょっと買い物に行ってみたり。
そんな時、下校中の小学生や中学生にすれ違うと、必ずみんな「こんにちは!」と大きな声であいさつしてくれる。
逆にこちらが恐縮してしまうくらい。素通りしようとした自分が大人として恥ずかしい。
また、信号のない交差点、横断歩道で渡りたそうにしている子供に気付き手前で車を止める。
渡り終わったのを確認し、車を出そうとしたその瞬間、横断歩道の向こう側で立ち止まり、しっかり私に向かって「ありがとうございました」と深々と頭を下げる姿。
道交法的に言えば、渡ろうとしている人がいるにもかかわらず、止まることなくそのまま通過することは違反であり、むしろ歩行者こそ堂々と、横断歩道を渡りたいんだけど、車止まってくれない?
くらいの権利があるものだが、
止まってくれてありがとう、としっかりとあいさつする子供の姿を見て、
いえいえどういたしまして。こっちこそ立ち止まってまであいさつしてくれてありがとうね、
とこちらが気持ちよくなり、プッとカッコつけてクラクションの一つも鳴らし、見知らぬ子供との「コミュニケーション」をはかったりすることもしばしば。
知らない人でもしっかりとあいさつしなさい、道を譲ってもらったら止まってお礼を言いなさい、と普段から先生や親から言われている賜物であろうと感じる。
こうした学校、地域ぐるみでのあいさつ運動こそ、人間関係の構築や地域の防犯に訳立つということもさることながら、やはり子供のうちにあいさつを通してしっかりとコミュニケーション能力を備えた「人間力」を構築することが大切なことなのであると思います。
大人になってからできるようになるものではない、子供のころからしっかりと身に付けてこそ、大人になってあいさつのできる人間になれるのである。
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