学校なり塾なりで勉強します。
当然その日の授業内容を再度確認、復習するために宿題・課題が出されます。
次回の授業時に前回の内容のおさらいを行い、理解を確認の上、更に次の単元へ進みます。
どの教科もこの形で進み、生徒は理解し成長し、次の学年へ進級。
学校もカリキュラムの進度の予定もあるでしょうから、いつまでも1つの単元に留まっても
いられません。
つまり生徒も先生も「宿題や課題」をこなしたことで理解した、理解できたから次へ、
という家での宿題課題をやってくる大前提の上で進めているのです。
まして塾に関して言えば、今日塾で勉強したことの理解度が確認されるのは次の週です。
そして必ず1週間でこなせるくらいの演習量の宿題課題は出されます。
しかし人は忘れる生き物です。もしこの間に宿題課題をしなければ、絶対に忘れます。
習った日から毎日少しずつでも宿題課題をこなさなければ、当然習った内容が頭に残っているはずもなく、次週もう一度同じことを説明しなければならず、再度演習、そしてようやく理解につながる。定着したかどうかはまた次回までの宿題課題をこなした結果を見て。
本来その日の塾での授業は、前回学習したことの延長にあたる部分に進む予定だったものの、
前週からその日に至るまで宿題課題をしなかったばかりに理解定着が不足、もう一度繰り返すこととなり、結果その日進めるはずだった次の単元にかけられる時間もあまりなく、全てを説明しきることが出来ずまた翌週に持ち越し。あまり説明を受けられなかった内容についても宿題課題として出され、来週の塾までしっかりやってくるようにと。
そんなことで足踏みしているうちに学校に進度を越されてしまう。
塾は、学校の進度より少し進んだ内容を教えて、学校の授業についていける力を養うというのが重要な役割であり、そのために塾に通ってもらっているのだが、宿題課題の量と理解量のつり合いが取れずに結果的に塾に行っているにもかかわらず成績が伸びないという最悪に状況になってしまうことも。
つまり家で宿題課題をすることは理解定着の上で非常に大切なことであり、宿題課題をやらなければ決してしっかりとした理解定着にはつながることはないでしょう。
理解度や達成度の違いの要因は何か、そう宿題課題をしっかりとこなし、更に自主勉にて不足分を
埋めることで理解につながってくるのであります。
学力低下は様々な要因が絡み合って起こるものではありますが、しかし脱却することも決して難しいことではなく、しっかりと「宿題課題」をこなすことが一番初めにできる一番基本的なことなのです。
数年前、娘が中学生だった頃、家での宿題課題は淡々とこなしていたようだ。
しかし、担任の先生曰く「○○ちゃん、全く課題を提出してません」と。
えっ?毎日やってるはずだし、学習内容も一通り定着しているように思うけど…
娘に問いただすと、
「担任が嫌いだから提出しない」と
単なる反抗心。
でもせっかく課題をこなしてるんだから、提出しないと損するぞ
は~~い わかりました~ 反抗的態度…
結局卒業まで提出した形跡はなかった
当時はこうして提出してもしなくてもそれほどお咎めもなかった(いやあったけど)
家で勉強するもしないも、ある意味で自主性を重んじていた学校だったのだ。
しかし、それから数年後の現在、同じ中学校に入学した息子は宿題課題の実施状況を、
学校から貸与されたタブレットにて毎日報告する義務が課せられてしまったのである。
生徒の自主性に任せた結果、学力定着度に何らかの影響があり、このようなシステムになって
しまったことに間違いなさそうだ。
そんな宿題課題を毎日タブレットで送る弟君の姿を見て姉は
「ごめんねぇ~私たちのせいかもね…」としみじみ反省している模様。
正に今時のデジタル教育といったところですが、こうまでして学校全体で生徒の家庭での学習状況の把握し取り組んでいかなければ、自主性に任せるだけでは、生徒の学習継続の維持、そして学力低下に歯止めをかけることはできないのかもしれない。
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