【岩沼の塾ブログ】塾が必要・必要ないかの境界線 其之壱

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中学生になると小学校に比べ、勉強の内容も進度も大幅に早くなり、1つの単元でつまづくと、次の単元もわからなくなり、あっという間に取り残され、ちょっとやそっとじゃ取り返しのつかない状態になってしまうのはもう周知のこと。今更私が言うようなことでもありません。

定期テストにしても、小学校のテストと違い、それまでの期間、学習してきたことをしっかりと理解し、定着し、復習して万全の態勢にてテストに臨まなければ、決して目標とした得点には結びつかないのです。

そしていよいよ自分ではどのように勉強を進めていいのかわからない状態に陥り、塾を意識し始めるようになります。

もちろん塾を考え始めるきっかけとしては、これが一番多い理由と思われます。

やはり、塾が必要なお子さんの多くは「勉強の仕方がわからない」「どうやって自分で勉強したらいいかがわからない」という意見がほとんどです。

塾は当然のごとく「勉強の仕方」を教えるところであり、点数の取り方を教えるところです。
「わかった?」「わかった!」のやり取りがこだまする場所こそ楽しく学べる、元気のある理想的な塾であると考えます。

改めて、塾に通って何を学ぶか

これまでは自分一人ではすることがなかった、できなかった勉強する習慣・クセを身に付けることであり、更に宿題課題を通じて家庭での学習習慣も身につけて自ら勉強を始めていくことが、塾に通って「勉強の仕方を学ぶ」ということの実践であり、通塾の意義であります。

また、部活動に所属する生徒が多い中、塾の始まる時間までに部活を切り上げ、時間通りに塾に行くという「時間を守ること」もしっかりと芽生え、24時間という限られた時間の有効な使い方も身に付くようになります。

各塾、授業時間は様々ですが、(当塾は1回の授業あたり180分)決まった時間内でしっかりと学ぶべき内容と、教わったことを理解・定着させることも身に付きます。

更に周りを見れば、同じく「勉強の仕方」を学びに来ている大勢の「ライバル」もまた一生懸命に力をつけようと頑張っている。

その姿に触発され「負けられない」「私も頑張ろう」という向上心・競争心がメラメラするのもまた塾に通って勉強の仕方を学ぶ、ならではのシーンでもあります。

これまでブログにて書いてきたことの総合的なこととなりますが、
目的・目標を持って塾に通い、勉強の仕方を学び、家では宿題課題を行い、理解定着を図り、更に塾で学び、テストで結果を出し、最終的に入試で結果を出す。
これが塾通いする意義であり、我々塾の仕事であり、やりがいである。

上記にあてはまると思われる、「塾を必要」とするお子さんは、遅かれ早かれこのような状況がくることを想定して、塾選びを考えなければならないかと思います。

今回の中間テストの結果から塾を考えるのもいいきっかけになるかもしれません。   つづく


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盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2008年から独立し仙台藤原塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。近隣学校での講演会あり。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。