【岩沼の塾ブログ】塾に行ったら成績が上がるか 其之弐

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しかし中学校のテストはそうはいかない。

国数英理社の5教科をまんべんなくしっかりと勉強しなければならず、出題範囲も広い。つまり事前に勉強する範囲も非常に広くなり、全教科計画を立てて勉強していかなければ、とてもじゃないがテストには間に合わない、という今回の中間テストに向けての勉強の仕方、時間の使い方が物語っていると思います。

小学校の時は国語も算数もいつも100点取ってました、というよくできた小学生時代も、中学生になった途端、学校生活やら部活やら勉強の仕方やらで、一気に点数に結びつかなくなってしまった。よく聞くケースです。

これが中学校のテストであり、中学校の勉強なのです。

以上のような中1あるあるをきっかけにして、いよいよ塾を考えるようになると思いますが、重複になりますが、やはり塾に入ったからと言って決して成績が上がるわけではないと

何度も述べて参りました。
更に目的・目標を持って塾に臨んだとしても、成績が上がらない理由の一つに、
前述しました、部活動の存在が非常に大きいと思います。

つまり朝から夕方遅くまで学校に行き、更に帰宅後も疲労し切った身体に鞭打って塾にて勉強。
これは完全にキャパオーバー、いくら一晩寝れば疲労回復するとは言え、さすがに若い中学生であっても体力は持たないと思います。

ただただ毎日疲れた日々を送り、身の入らない時間を無駄に過ごすだけという非常に効率の悪い生活パターンに陥ってしまいます。

従って自分の体力に応じた、キャパに応じた生活スタイルにて塾のカリキュラムや時間帯の選択が必要かとも思います。

また、塾のカリキュラムは学校の進度よりも2単元くらい先取りを目安として組んでいるため当然進み方も早くなり、疲労からくる一瞬の気の緩みでさえも進度のペースに影響してしまうことも。

基礎のつまずき、学校の授業でのつまずきを放ったまま進んでしまっては、塾に通って先取りしましょう!など言ってる場合ではなく、ただただ塾に来ては座ってホワイトボードを眺めているだけということにもなりかねません。

部活動や中間テストの結果から、今の自分の体力・学力に応じた学習環境にて、これからの勉強について見直しすることも必要かと思います。

以上のような考察をふまえ、どうすれば少なくともこの状況(部活動での疲労問題)を少しでも改善し、塾に通っての勉強の結果を実感することができるか。

はやり重要なことは、本人のやる気とがんばりという抽象的な精神論となりがちですが、
具体的には、必ず机に向かう時間を設けるということです。

いくら疲れて帰ってきたとはいえ、少なくともその日のうちに宿題や自主勉の時間を10分でも20分でもいいので、机に向かうことをルーティーンにして、勉強するクセをつけることが大切です。

周りが口で言うのは簡単です。当の本人にとっては大変な苦行かもしれません。
しかし、いくら疲れていても眠くても、これだけは必ず終わらせてから…という毎日の勉強のルーティーンがいずれ血となり骨となります。

その瞬間は決して気付かないことかもしれませんが、「受験の夏」を迎えた時に、
この辛かった勉強するクセがしっかりと血となり骨となっているはずです。
そこを乗り越えられた人にこそ、いつか春が来るのです。

とはいえ、自分に厳しくルーティーンを守って頑張りすぎて身体を壊してしまっては意味のないことなので、自分の体力と相談し、無理のないクセ付けを心掛け取り組んでいきましょう。

また、家庭での宿題課題をしない限りは成績につながることはないと以前にも述べましたが、毎日の学習するクセ付けとともに、学校や塾で勉強するだけでなく、家でしっかりと宿題課題にて復習しなければ理解定着はしません。

学校や塾で学んだことをその日のうちにもう一度しっかりと復習することと、単元テスト等で勉強したことが出来ているかどうかを確認することも大事です。

ただただ勉強したことをわかった気になっているだけでは何にもならないので、必ずテストにて今の理解度を測り、改めて理解しているところ、出来ていないところを把握し次の学習の課題としましょう。

これだけを根気よく頑張り続ければ、必ずや塾に通って思い通りの結果を得られることが可能かと思います。


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盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2008年から独立し仙台藤原塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。近隣学校での講演会あり。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。