【岩沼の塾ブログ】反抗期

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反抗期とは、
「精神発達の過程で、他人の指示に対して拒否、抵抗、反抗的な行動を取ることの多い期間」
「子供から大人へと成長する過程で誰もが通るもの」とある。

中学生くらいの年齢になると人は必ずと言っていいほどこの反抗期に突入し、親や先生、そして自分の気に食わないものに対して多かれ少なかれ反抗し始めるのである。

ついこないだまで小学生で、親の言うことも先生の言うことも素直に聞けて行動していた息子も、
中学生となった今いよいよ反抗期の門を叩き始めたようです。

「子供から大人へと成長する過程で誰もが通るもの」と定義されている以上、逆に必要なものともとらえてはいますが、実際に子供の反抗期を目の当たりにすると、父親よりも母親の精神的ダメージが大きいように思えます。

反抗期の始まり

「ご飯は?」「いらない」といいながら夜な夜なコソっと食べていたり、
「宿題は?」「ない」といいながら夜な夜なコソっとやってみたり、
「学校どう?」「微妙」と言いながら友達とはワイワイやっていたり。

とにかく親からの質問はすべてが「うざい」のか、
何でもかんでも否定的な答えで返してきます。
これぞまさに反抗期の極み。

学校の先生はこの反抗期真っただ中の生徒を抱え、一人ひとりに対応を求められるとは、
本当に大変な職業だなと、担任の先生には頭が下がる思いです。

しかしながら、私も当時もれなく反抗期真っただ中の中学生だっただけに、
今の息子の反抗したくなる気持ちは非常にわかります。

だから、生意気な態度をとっても、ある程度寛大な気持ちで見守っています。

しかし母親はそんな余裕な気持ちを持つことができず、ことあるごとにキーっとなってしまっていることは確かです。

自分が中学生の時にあまり親に反抗してこなかった子供だっただけに、反抗期の我が息子に対してどのような態度をとっていいものか、会話をしていいものか結構悩んでしまっているようです。

母親同士の会話で話題の中心は、もちろん子供の勉強のことであり、塾選びのことであり、部活や学校の話だったりですが、
近頃は「うちの最近反抗期で…」も話題の中心になりつつあると言います。

どこの母親も同じようなことで悩んでいるようです。

ついこないだまで素直に言うことを聞いていた我が子が、まさか反抗期をむかえるなんて…
他人の出来事としてとらえていたことが自分の話となるとは。

私は男親として「まぁまぁまぁ…」となだめつつ、自分の反抗期を振り返り、高校生になった頃には母親とも普通に接することに戻ったことを思い出し、これは中学生の子供特有の一過性のものであることと諭し、今のこの時期に適切に反抗期を迎えていることは正常な成長であり、逆にこの時期に反抗しておかないで、20や30歳を超えてから遅い反抗期を迎え、余計な事件とか起こされるより全然ましなことだと。

反抗期との向き合い方

ある日、比較的反抗レベルの低かった娘に、なぜ息子がこんなに反抗期が著しいのか聞いてみたことがあったといいます。

すると娘は、
自分の場合は、「勉強しろ」とも「宿題した?」ともそれほどガミガミと言われたことがなかった
から、特に親に対して反抗しようとも、反抗したいとも思わなかった…とのこと。

確かに思い返せば、幼い頃から特に何も言わなくとも自分から何事も進んでやっていた子供だったので、中学生に差し掛かった頃も現在も何も言ったこともなかったなと。

つまり、娘曰く「いろいろ言われるから反抗したくなるんだよね」と。

確かに息子には幼い頃から、弟気質も重なってどうしても母姉はあれこれと口出ししてきたように
感じる。

しかし月日は流れ、彼も成長し、いつまでもあの頃の小さな弟ではなくなってきているにもかかわらず、未だに「あれしたの?」「これ持った?」等子ども扱いしての口出しが、そろそろ一人前の男への第一歩を踏み出し始めた息子のプライドの邪魔になり始めていることから反抗しているのだろうと近頃の彼の言動を見ているとそう感じる。

しかしながら、未だに自分のことは自分であれこれやらない未熟さにも
言われる要素はたっぷりあるのだ。

親は幼い頃のままでの子ども扱いしない、子は子ども扱いされたくなければ自分のことは自分で
行う。

お互いに過干渉しない適度な距離感が、この難しい時期には必要なのだろう。

岩沼教室の塾生たちはみんな素直で、反抗期など感じさせない子たちばかりですが、
もしかすると年相応に反抗期なのかもしれません。
岩沼教室の塾の先生として、彼らの話を聞いてあげられる大人としてもありたいと思います。


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盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2008年から独立し仙台藤原塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。近隣学校での講演会あり。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。