【岩沼の塾ブログ】塾が必要・必要ないかの境界線 其之弐

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「塾が必要」とするお子さんに対する「塾の必要性」について意見してみましたが、
今回は、塾が絶対的に必要かそうでないかを考えたときに、比較的塾に行く必要のないお子さんのパターンについて考察してみたいと思います。

やはり「塾が必要」という考え方に最もあてはまるものが「勉強の仕方」に関してです。

「勉強の仕方がわからない」「どうやって自分で勉強したらいいかがわからない」が塾の必要性の大前提でしたが、
「勉強の仕方」がわかっている子、「自分で勉強する習慣」がついている子については、必ずしも塾に通って勉強しなければ、ということでもありません。

小学生の頃からの毎日の「宿題課題」「自主勉」をこなす習慣・クセが身についているお子さんは、中学生になってもその学習習慣は決して抜けることはなく、部活動や課外活動等、多忙な中学生生活となっても、決まった時間に、宿題課題を含めた決まった自主勉内容をしっかりとこなした上で、一日を終える生活がルーティーンとなっているようです。

このように周りが何を言うこともなく、自分自身で勉強する習慣が身に付いているので、改めて塾の命題である「勉強の仕方」を学びに行く必要はないと考えます。

また、しっかりと自分で勉強の仕方ができているため、成績もしっかりと上位をキープ出来ており、学校での授業の1回1回でしっかりと理解できる力も持てている。

そのような、いわゆる「ちゃんとやっている・ちゃんとできる生徒」については塾に行って勉強しなければということでもないようには思います。

しかしながら、塾のもう一つの役割である
「受験情報」の提供であったり、「更に上を目指した高いレベルの学習」「難関校受験突破」というハイレベルな学習内容、難問の解法を提供できるのもまた塾の仕事であります。

自分で勉強ができる子であっても、模擬テストの受験であったり、その結果から考えられる自分の偏差値であったり、いわゆる「入試情報」「志望校情報」については自分一人で勉強していてもなかなか情報を入手することは簡単ではないように思います。

前回も「塾とは何か」について書いた内容にもある、
中学校において校外模擬テストを受けなくなった昨今、中3の三者面談での担任との志望校相談において、志望校決定の判断基準としているものは、塾や自分で申し込んで受験する模擬テストの結果からデータとなった偏差値と志望校判定A~Dに基づいて志望校を決める進路指導となっているため、塾にて半ば強制的に受験する模擬テストこそが、将来を決める非常に重要な志望校判定の材料となっています。

塾だからこそ持っている莫大な受験に関する情報、これまでの経験体験から蓄積したノウハウは、塾にいてこそ得られる重要な情報サービスであり、塾は塾生には惜しみなく提供しますし、それに基づいて適切な進路指導を行います。

学習習慣が身に付いており成績もよく、自分の掲げる目標についてもしっかりと掲げているお子さんについては、今現状では塾の必要性が感じられなかったとしても、上記に述べた「受験情報」「志望校判定」が必要となることは受験を考える以上、避けようがないことです。後々には勉強を求めていくだけでなく、受験する目的として塾を考えてみてもいいかと思います。


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盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2008年から独立し仙台藤原塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。近隣学校での講演会あり。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。