【岩沼の塾ブログ】振り返り学習の重要性 歴史

社会の学習の進め方について、たいていは「暗記」すればいいと考えている人も多いと思います。
確かに中間・期末テストを乗り切るためなら前日ギリギリまでテスト範囲をギッチリ暗記すれば、
何とかテストをクリアすることはできます。

しかし、社会の学習は定期テストをクリアさえできればいいということではなく、その後に控える
模擬テストや入試に大きく関りを持つことをしっかりと考えながら、その都度社会の勉強に取り組んでいかなければならないのです。

つまり単なる「暗記」だけでは、決して実践テストに対応しうる力は身に付きません。

暗記による一夜漬け的学習にて定期テストが終わってしまえば、当然のごとく覚えた内容もすっかりと忘れてしまいます。

そうなると、定期テストの間に行われる実力テストにも、塾での模擬テストにも、そして最終段階にそびえ立つ高校入試にも、対応できるような力は身に付かないものです。

岩沼教室の塾生の多くも、定期テストに照準を合わせて、その都度の社会の学習にて定期テストを
クリア、テストが終わればみな終了…という学習スタイルでずっと来てしまった結果、改めてもう
一度最初から地理・歴史の学習を始めていくこととなっているようです。

しかし、逆にこの振り返り学習は、社会の勉強への取り掛かりとしては非常によい学習への取り組み方であると考えます。

学んだ当時は黒板に書かれた内容をただただ板書していただけで、本当に理解していたかどうかは
おそらく本人も板書に必死で、教わった内容はよくわかっていないと思います。

自分にとって何が不足しているのか、そしてこれから何をどう取り組んでいかなければならないのか、自分自身はっきりとした「目的・目標」が立てられた今、本気で社会の学習に取り組めるような環境に身を置き、あらゆる内容をしっかりと吸収できる準備が整ったといえます。

では、具体的にどのように取り組んでいったらよいのか、具体的な学習法を考察していきたいと思います。

歴史の振り返り学習

実戦問題を解こうにも、歴史の全体が理解できていない限り手の付けようがありません。

模擬テストや演習問題集など、総合的問題でよくみられる出題パターンです。
政治史や経済史、外交史、文化史などの出題は、ピンポイントでそのカテゴリーに関する問題を問いてきますが、やはり、歴史の流れの全体を理解していないことには考えることが出来ません。

例えば、江戸時代の政治を古い順に並べ替える問題において、徳川家康と徳川綱吉と田沼意次のそれぞれの政治がランダムに並んでいても、歴史的に古い人物をどの人物から並べたらいいかは、まず江戸時代をはじめから時代の流れに沿って学習していかなければ決して理解はできないのです。

特に綱吉が先か、意次が先か非常に微妙なところを突かれてしまい、この出題をミスしたことで
「江戸の政治」「理解度0」という判定がなされてしまいます。

このような実戦問題を解いていくためには、結果的に基礎となる学習=歴史全般の理解と定着が求められることであり、単純にその出題形式をクリアできればいいというわけではないのです。

応用問題を1回クリアしただけでは、いつかまた似たような問題が出題された時に絶対に対応はできません。

自分だけのノート作り

まずはおおまかな歴史の流れを時代ごとにまとめていくことから始めましょう。

これはどの学年にも共通する歴史の学習法です。

旧石器時代から始まり、縄文時代~弥生時代~古墳時代~飛鳥時代~奈良時代~平安時代~鎌倉時代~室町時代~安土桃山時代~江戸時代~明治大正昭和現代と。

それぞれの時代の人物、出来事、文化と、次の時代へと移り変わるきっかけとなる出来事などをしっかりと並べて、まとめて自分の知識として定着させなければ、先程いった実戦的な問題には対応できません。

このように、各時代の重要な用語をまとめ、知識として定着させることができて初めて実戦問題へと取り組めるようになれるのです。

自分のまとめたノートを信じ、テストに臨むことで確実に自信につながるし、また自分がまだ覚えきれていないことがテストに出題されたとしても、新たな自分の知識として自分のノートに書きこまれどんどん自分だけの誰にも負けない素晴らしいノートが出来上がってゆくのです。

岩沼教室の塾生は、社会の学習に限らず、あらゆる教科において、はっきりとした「目的・目標」が掲げられてきたようです。

岩沼教室にて「勉強の仕方」をしっかりと身に付け、自分史上最高の学習レベルへと引き上げていきましょう。


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盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2008年から独立し仙台藤原塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。近隣学校での講演会あり。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。