【岩沼の塾ブログ】夏休みを控え

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今回の岩沼市内の中学校の中間テストの結果を受け、改めて塾の必要性を感じ始めたご父兄様からのお問い合わせが増えて参りました。

やはりお声の多くは、

「テスト前の準備不足だった」
「テスト前どう取り組んでよいのかわからなかった」
「基本的なミスが多かった」
など、やはり根本的な「勉強の仕方」がわかっていないというのがほとんどです。

特に中1は初めての定期試験ということもあり、中学校のテストに向けて、どのような準備をしなければならないのかがあまりよくわからずにテストに臨んでしまったという言葉が多かったです。

テストの範囲というものがどれだけ大切で、範囲内のどこまでを徹底して復習すべきだったとか、
やはり初めてのテストだけに、準備していた生徒と出来ていなかった生徒との差は出てしまったようにも思います。

また3年生についても、テスト範囲内の単元の事前学習はしっかりと出来ていたようですが、
間違った内容を見ると、やはり1.2年生内容でのミス(sがない、過去形にできてない、プラス・マイナスの符号がないなど)が多く、せっかくの3年生の単元が理解できていても、そんな基本的なミスでの失点が多く見られました。

なので、今後の定期テストではどのようなことに気を付け、更にどのように学習を進めていくことで得点が上がるのかを考えてみたいと思います。

今回のテスト結果から、焦りや不安、どうしたらいいのかわからない…という悩みも多く聞かれる
ようになりました。

確かに準備したにもかかわらず、自分が想像していた得点には及ばず、焦り・不安を抱く気持ちは
非常にわかります。

果たしてこれまでの自分がやってきたことはどうなのか、このままで大丈夫なのか等悩みは次々と
溢れてくるかもしれません。

ただ、やはりこの夏休みにしっかり復習をするということは本当に重要な意味を持ちます。

前にも話しましたが、これほど勉強に時間を費やせるのは夏休みを始めとした、長期休暇にしか
できません。

1年生は4月からの学習内容をもう一度最初からやり直すチャンス。
数学のプラスマイナスや文字式の基本、英語の各動詞(be動詞・一般動詞)の意味と単語等の復習
及び理解定着が3年間学習するすべての基礎となるのです。

2.3年生の中間テストの結果を見ても、それぞれの学年のテスト範囲をしっかりとテスト前に学習し、理解定着させてテストに臨んでます。

しかし、返却された解答用紙を確認すると、学習単元はしっかりと理解できているものの、結局は「…でした」という過去形の語尾を確認しなかったことによるミスだったりなどの学習単元外での
ミスがほとんどでした。

多分、採点している教科担任の先生も、わかってんのになぁ…と×をつけながら悔しい気持ちになっているのではないでしょうか。

しかし、いくら学習単元、テスト範囲内の学習はしっかりと理解し、テストに臨めたとしても、sが付けられない、過去形にできていない、マイナスが付いてない…ということでは、わかっていたとしても、得点にはならないということがわかったのではないかと思います。

岩沼市内どこの中学校のテスト問題をとっても恐らく出題範囲は同じだし、テストにて確認したい
内容は同じです。しかし基礎での失点は想定外ではないかと思います。

なので、このテスト結果は結果として、次回の実力テスト及び期末テストではどうすれば得点がとれるようになるか、自分なりに考え、たっぷりと勉強に費やせる時間の取れるこの夏休み期間に、どの教科ももう一度「基礎」の学習に取り組みましょう。

改めて図形に関する公式を覚えておかないことには、実践的な問題に取り掛かることもできないし、4文型のgive人+物と覚えたとしても、「人」に当たる単語がhisとhimを間違えばせっかく文型の
並べ方が出来ても得点にはならないのです。

とにかくこの夏休みは、自分は勉強しているにもかかわらず、なぜ得点につながらなかったのか、
何がよくなかったのか、をしっかりと確認することが非常に大切です。

テストの結果を見た感じでは、決して根本が理解できていないのではなく、ほんの些細なミスでの
失点なのです。
しかしその「些細なミス」こそが一番大切なことなので、もう一度この夏休みに基礎の見直し、
夏休み明けの実力テスト、期末テストではしっかりと得点できる力を一緒にやっていきましょう。


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盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2008年から独立し仙台藤原塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。近隣学校での講演会あり。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。